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Livingノート
持ち家を持たない人生
■永遠の問題?

pic[持ち家と賃貸どっちがトク?]

■現金を運用に回すと?

マイホームが欲しい、という欲望を抑えて、賃貸生活を続けることを想定してみましょう。

もし、今の貯金、(マイホーム購入の頭金として考えていた)300万円を貯蓄に回したらどうでしょう。銀行の定期預金ではたかが知れていますが、ローリスクなMMFなどの公社債投信で年3%で複利運用したとすると、35年間では約850万円にもなります(複利運用というのは単純にいうと毎年の利息を再投資すること)。取らぬ狸の皮算用に近いですが、もし5%で運用できれば、30年ではなんと1653万円にもなります(投資信託の世界では年5%の利回りを出す商品は普通です)。

■家を我慢して貯蓄する
さらに、狭い部屋を我慢して、月々2万円を貯蓄に回すと仮定してみましょう。3%複利運用すれば30年後には約590万円、5%なら約840万円です。ここでまた質問です。今から35年後、築35年以上のマンションか戸建住宅が残るのと、2000万円の現金が手元に残るのとでは、どちらがいいと思いますか?

■さて、持ち家と賃貸どっちがトク?
よくマネー雑誌などで、持ち家と借家どっちがトクなのか? という特集が組まれます。いろいろなシミュレーションが行われていますが、結論を単純化していうと、マイホームを購入するほうがやや費用がかかるものの、実はそれほど大きな差はありません。賃貸生活を続ける場合は、家賃、更新料、新居に関する引越し代・敷金・礼金など、マイホーム所有者にはかからない様々なコストが発生しますし、家賃が上昇する可能性も見逃せないからです。したがって、どっちが得なのかという質問には、前提条件が多すぎて明確には答えられませんが、どっちが人生のリスクが大きいかには、ハッキリと答えられます。マイホームの購入には、大きなリスクが伴うのです。次は、それを明らかにしましょう。(上記の計算のように、家にかかわる費用を貯蓄に回せば明らかに賃貸のほうがオトクです。持ち家購入者には土地やマンションの所有権が残りますが、築35年なら大きなリフォームが何回か必要になってくるでしょう)。

■Next issue
持ち家をもたない人生Vol.5〜ライフプランを考える

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