[マイホームの本当の値段]
■マイホームが欲しくなる時期
「マンション、買ってみようかな」。今まで、マイホームなんて考えたことがない人でも、こう思う時期が来るものです。例えばそれは、家賃6〜7万円のワンルームマンションからもう少し広い部屋へ引越しをしたくなった時であったり、30代の前半で貯金が200〜300万円程度に貯まった頃ではないでしょうか。そうなると「月々家賃並みの返済額」「頭金は10万円から」といった文字が躍っている、新聞に挟まれている不動産会社のパンフレットが気になりだします。
■都心のマンションでも手が届く
バブル崩壊の影響で、確かに、マイホームに手が届きやすくなりました。地価は、90年のピーク時に比べ、現在は約80%値下がりし(東名阪の三大圏商業地)、さらに日銀の超低金利政策によって住宅ローン金利は過去最低水準になっています。その結果、年収500万円程度、頭金が300万円程度用意できる人は、3000万円台前半の物件であればパンフレットの言葉通りに購入することができるでしょう。3000万円台の物件というと、中古ならば、都心部でも広めの1LDKから、結婚しても不自由しない2DKの物件が市場にあふれています。パンフレットを読めば読むほど、“家”を買いたい気持ちは強くなっていくのではないでしょうか。
■総支払い額は購入金額の2倍!?
しかし、家は人生最大の買い物。もう少し落ち着いて考えてみましょう。では、マイホーム購入を考え出した人に質問します。家を買うにはいくら必要だと思いますか?
「3000万円の物件なら、諸費用を7%と見積もって3200万円あれば大丈夫」――。ちょっと本気で家探しを始めた人ならこう答えるかもしれません。しかし、この答えは残念ながら間違っています。住宅ローンで支払う利息が考慮されていません。住宅ローンを払っていくうちに、最終的には借り入れた金額の2倍近く(!)を払うことになることを知っていましたか? 次回は、ローン金利と支払い総額の関係を見てみましょう。
■Next issue
持ち家をもたない人生Vol.2〜住宅ローンの金利を考える
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