[子ども部屋を考える]
■子ども部屋に求めるもの
人は、生まれてから12歳くらいまでの生活環境で培われた価値観を、一生持ち続けるといわれています。専門家の多くは「子ども部屋は子どもが寝る場所」と認識しがちですが、前号でも述べたように、住まい全体が子どもの成長に影響を与えるので、子ども部屋に求める機能も子どもの成長に応じて、ある程度考慮していくことをおすすめします。そのうえで、リビングやダイニングなど家族の集まる場所が最も居心地よくなるような工夫をすることが望ましいでしょう。
■自由なレイアウト空間として
子どもにしてみても、成長の過程ごとに自分の住まいに対する要求は変わってきます。では、子どもはどんなことをそれぞれ求めるのでしょうか。例えば幼児期の子どもはとにかくよく動きます。好奇心のおもむくまま、動いたり跳ねたりよじ登ったりしますので、段差が少なく危険な物の少ない広い空間が望ましいでしょう。
学童期であれば、身の回りの物を自分で片付けることのできる場所や、友達と遊んだり勉強できる場所が必要かもしれません。思春期になれば、一人になれる場所への関心も強くなるでしょう。子どもはめまぐるしく成長し変化しますので、その変化に対応できるよう住まいにも可変性を持たせることがポイントです。子ども部屋を考える際には、成長に合わせて自由に変えることのできる“空間”という感覚でプランニングすることをおすすめします。
■Next issue
子どもの成長と住まいを考えるVol.3〜コミュニケーションを図れる住まい
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