[共同住宅のセキュリティ]
■共同住宅を対象にしたピッキングが増加
空き巣の侵入手段をみると、マンションなどの共同住宅では約5割が「ピッキング」で、一戸建ての場合は「ガラス破り」か、無締まりのドアや窓から侵入するケースが多くみられます。
共同住宅では、通路にズラリと玄関ドアが並んでいるので、防犯対策のなされていないドアが多ければ、短時間でより多くの犯行が可能となってしまいます。共同エントランスがオートロックの場合でも、100%安心はできません。住人の後に続いての侵入も可能なので、住人以外を完全にシャットアウトできるとは限らないのです。オートロックは実質的なセキュリティ機能よりも、心理的な効果を考慮したものといえます。
したがって「各住居の玄関はいちいち施錠しなくても大丈夫」というわけにはいきません。スキだらけのオートロックマンションは、泥棒にとって「一度侵入してしまえば宝の山」になってしまうのです。
■侵入されないためには
玄関ドアへの対応としては、ピッキングしにくいCP錠への付け替えが効果的でしょう。特殊な場合を除いて、大半のドアは錠前本体を交換する必要はなく、シリンダー(鍵を差し入れて回す部分)の交換だけで、ピッキングは困難になります。また、ドアの外側にガードプレートをとりつけると錠破り対策にもなります。
通路に面した窓には、格子や補助錠を取り付ける、窓ガラスそのものを防犯ガラス(合わせガラス)に交換するなどの対策法が挙げられます。1階の場合、ベランダから侵入するケースも考えられるので、シャッターや雨戸などによる対策が有用でしょう。さらに防犯効果を高めるためには、不正解錠や扉の開閉、室内への不正侵入を監視する各種センサーを活用する方法もあります。
また、最近の傾向として、見張りを立てて携帯電話で連絡を取りながら犯行に及ぶ、複数犯による窃盗が増加しています。男女を問わず、携帯電話を持ってマンション周辺を徘かいするような不審者を見かけた場合は、特に気を付けたほうがよいでしょう。場合によっては、110番通報することをオススメします。
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